TC16MA2は、φ87.8×78mmで1888ccとなる。カムシャフトはごく短いロッカーアームを介してバルブを駆動するシステムを採っている。カムホルダーもアルミ合金鋳造製で、バルブはさみ角は吸排ともに20度と現在のエンジンで比べても浅い燃焼室である。
バルブサイズは吸気:34mm、排気:30mm。カムシャフトはstdが294度、オプションで306度が用意されていた。
初期の頃のピストンはLZ16すなわちフォーミュラーパシフィックレース用を流用し、キャブレーションはウェーバー48DCOEを2連装。コンプレッションは11.5で、最高出力:232PS/8500rpm、最大トルク:20.7kgm/6800rpmを発生した。
(現在の復活したエンジンにはOS技研製特注ピストンが組み込まれ、コンプレッションは12.0以上になっています)
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エンジン型式 |
L18 |
L20(6気筒) |
TC-16 MA2 |
排気量(cc) |
1770 |
1998 |
1888 |
最高出力(PS/rpm) |
115/6000 |
130/6000 |
232/8500 |
最大トルク(kgm/rpm) |
15.5/4000 |
17/4000 |
20.7/6800 |
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