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OS スーパーロックL.S.D. 社外耐久テスト

Vol.1 [OSスーパーロックL.S.D 耐久力の証明]

社外耐久テストにおいて、OSスーパーロックL.S.D.がノーメンテナンスで実走行15万Kmを突破!!
驚異のロングライフを実証!!
社内テストにおいては、ノーメンテナンスで6万km(当社デモカー)を記録していたスーパーロックLSDだったが、このたびモトメンテナンス編集長田口氏の御協力によりおこなった耐久テストで、ノーメンテナンス実走行15万kmを記録した。
社内的にもこれだけの実走行を記録したことが無かったので、快調に走っていたのですが、田口氏に無理を言って、分解させていただいてパーツの状況を確認させていただいた。これがそのときの様子です。
※ノーメンテナンス:オイル交換は4回で、最後の5万kmはオイルのテストも兼ねオイルも無交換
テスト車:
ハイエース スーパーロング(平成9年式 型式 KZH120
使用したOSスーパーロックLSD:型式名D-TE102051804-S SPEC S
テストドライバー:
田口 勝巳(モトメンテナンス編集長)
  日付 走行距離
OSスーパーロックLSDへの交換日 2003年10月3日  11万1026Km
今回のTCDへの交換日 2006年10月31日  26万1066Km
OSスーパーロックLSD での走行距離 約3年と28日  約15万Km

OSスーパーロックLSD詳細ページ

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ワンボックスタイプ トヨタ ハイエース
15万km走行後と新品との比較
gear
ディスク表面■表面右の新品のディスク表面には、きれいに研磨目が並んでいます。15万km走った左の方は、所々光っている所があります。それが摩耗です。しかしその摩耗部分は少なく、まだまだ使えそうです。
15万km走行後 新品
ケース外観■表面に小さい擦り傷等は見られますが、精度が必要な部分(ベアリング・リングギア圧入部分)は寸法的にも新品と遜色がありませんでした。
ギア表面■鍛造のギアを使用しているので、右の新品のサイドギアの表面は少し荒れて見えます。左の15万km走った方のサイドギアの方は、当たりが付いてきたころです。
ケース内■
ケース内の溝には、熱処理をしたディスクが当たるので、もっとも傷が入り易い場所ですが写真でわかるように形はついていますが傷にはなっていません。

■OS技研より

実は、今回のテストで使用したスーパーロックLSDをもっと詳しく分析してみたいので、OS技研の方に返していただく事になりました。田口編集長はとても残念そうでしたが、代わりに現在開発中のTCD※を装着していただきました。これから田口編集長には、TCDの耐久テスト並びにインプレッションを期待しております。今回、田口編集長にはとてもお世話になりました。ありがとうございました。

※ TCD:現在OS技研にて、開発及び一部テスト販売を行っている、ひとクラス上の車のための、全く新しいLSDです。従来のLSD(リミテッド・スリップ・デフ)のようにスリップを制限するだけではなく、左右輪のトラクション自体をコントロールできるデフとしてTCD(トラクション・コントロール・デフ)と命名しました。


■田口編集長へのインタビュー

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q田口さんは、3年で15万kmも走られた訳ですがご職業は何をされているのですか?
aモトメンテナンスというバイク雑誌の編集長をやっています。職業柄、取材で長距離を走りますのでこれくらいは走ります。


qどうしてハイエースにスーパーロックLSDを入れようと思ったのですか?
a(バイクパーツで関係のある)OS技研の岡崎社長のほうから、凄く良い製品ができたからと、話を聞いていくうちに、LSDはモータースポーツではなくても、普通の走行でも良い部分があると言われて、それが、すごくに気になり、特に「高速走行時の安定性が良くなる」言われて、ぜひつけてみたいと思いました。


q実際取り付けてみて最初はどう思いましたか?
a取り付けた日は、とても風が強い日だったんです。
いつもだと、この手の車体は、横風とかに弱くてよこに振られるんですが。横風をくらっても、ハンドルの取られかたとか、車体の揺れだとかが非常に少なく安心して運転できました。


q何か気になったことがありましたか?
a取り付けた当初は、OS技研さんからオイルが販売されていなかったので、オイルの選定に苦労しました。
いろいろなオイルを入れて見たのですが、油温が上がると音がしたりしてました。
しかし、OS技研さんから新しいオイルができたので使ってみてと言われて使用してからは、何の問題もありませんでした。

q15万Km走られたわけですが、経年変化と言いますか、最初の頃と終わりの頃とでは、何か変化を感じましたか?
aあまり大きな変化は無かったように思うんですが、効き自体は100%デフロックしているわけだから、効きと言うよりも、効くまでの段階が非常になめらかになったように思いました。


q変な話ですが、通常LSDはモータースポーツ的な要素が強いパーツだと思いますが、そういう感じは受けられましたか?
a毎日通勤でぐるっと180°Uターンするようになる所があるんですけど、前はデフが利いちゃったりすると大回りになっていたんですよ。 だけど今はアクセルを「ぎゅっ」と踏むと「ガガガッ」とうまく回れるとゆうか(笑)ものすごく楽に回れますよ。滑りやすい路面では、デフが利いちゃって蹴るタイヤと蹴らないタイヤとで車体がふれますよね、それが常に同じようにトルクがかかって前に進もうとするので車体の振られが少なくハンドルも極端に取られなくなりました。


q何か他に気づいた点とかありますか?
a職業柄、河川敷とか荒れ地に車を駐車することが多いのですが、LSDを入れる前は、何度かスタックしてしまい、他の車に引っ張ってもらってようやくでれた見たいな事が何度かあったんですが、スーパーロックLSDを入れてからは全然無くなりました。


q今日、新しく「TCD」を取り付けたわけですけど、試乗してどうでしたか?
a少し走っただけなのでまだよくわかりませんが、スーパーロックLSDを入れたばかりの力強さと、15万Km走って非常になめらかになったスーパーロックLSDを足したような感じがしました。


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